

















人は生まれてすぐ二足歩行ができるものではありません。立位を強制されるのは生誕後一年程度です。そのため、「足」は成長過程において次のように変化していきます。
新生児期の股関節や膝は屈曲しており、これが初期歩行段階(3歳児頃まで)でO脚になり、次第にX脚期(6歳児頃まで)に入っていきます。
そしてその後は一般的な医学書に記されているように、自然に矯正され(LHAが生理的にneutralに戻ろうとする)足脚部構造が完成していくと言われてきました。
しかし私たちの調査によると、現状ではこの時にLHAには多くの歪みが存在していることがわかりました。
身体を支える基盤となる下肢に歪みが生じるということは、身体の各部位に悪影響を及ぼす可能性が出てくるということが考えられます。またさらに、様々な運動機能に障害が起こることも考えられます。
下肢の以上を予防し、症状の改善を図ることにより、将来自分自身の足で歩き、健康的な生活を送ること―私たちはこれを目的として、フットベッドをはじめとしたLHA補正の普及に取り組んでいきます。
